程　銘

CHENG Ming

　「子どもの医療プロセスにおけるゲーミフィケーションの可能性に関する研究」子どものリハビリテーションにおける娯楽性の向上についてのゲーム・デザインの提案を行う医療関係者と保護者とのコミュニケーションによる連携と、子どもとの関わりについてのシステム・デザインの提案である。
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　「+ Play」は、リハビリテーションのプロセスにおける子どもを中心に行うコミュニケーションの問題点をもとにデザインしたシステムである。このシステムでは、子どもの医療プロセスにおけるペインポイントに対して、保護者向けアプリと医療関係者向けアプリによって改善することができた。また開発実践を通してデザインの方法についても考察を行った。保護者と医療関係者は、アプリを通してゲームとの繋がりや他の関係者との連携により、このプロセスの関係者間において全体的なコミュニケーションの質を高めることが可能になった。コミュニケーションのシステムを背景に、子どもはゲーミフィケーションによって楽しみながら治療を行うことができるようになった。子どもの怪我が治ることで親が医療機関を評価し、親は安心して子どもの治療に関わることができた。医療関係者は信頼関係を築くコミュニケーションによって円滑に進めることができた。
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　また本研究は、医療分野に着目し、ゲーミフィケーションを子どものリハビリテーションに取り入れることへの試みであるが、それを手掛かりに、ゲーミフィケーションがいくつかの新しい分野へ応用することの可能性について探ることを念頭に展開するものである。